ホーム サイトマップ

プラント保全・管理
[上へ] [地理情報システム(GIS)] [ビジナビ] [ビジナビ/3D] [プラント保全・管理] [地図ファイリング] [グループウェア] [3DCG/VR] [e-Learning]

 


プラント管理業務の革新

化学系や機械系をはじめとする各種のプラントは、日本の国際競争力の基礎となる重要な生産基盤であり、効率的に運用されることはもちろん、安全に運用されることが要求されています。

しかしながら近年では、人員削減や団塊の世代に属する熟練保全員の大量定年退職により、各種プラントの保全員の減少と保全技能の低下が進行しつつあります。さらには、プラントの大規模化・複雑化による業務の高度化により、プラントにおける事故や障害の増加が懸念されています。

このような状況のもと、紙の図面・書類と保全員の熟練にのみ頼る従来方式の延長でのプラント管理方式では、もはやプラントの基礎的な安全でさえ保障できなくなりつつあります。

ピープルメディアは、高速な三次元表示技術と高度なデータ管理技術を有機的に統合して開発された「三次元ファイリングシステム」を中核とした新世代のプラント管理支援システムにより、困難さが増しつつあるプラント管理業務の革新をご提案いたします。

 

三次元モデルに関連付けた情報の直感的管理と統合管理

プラント管理業務では、設備に関する設計書、点検手順書、保全手順書などの比較的固定化した資料、点検履歴、保全履歴、各種の報告書などの、日々追加されていく資料、さらには、装置や部位に取り付けられたセンサーからの時々刻々と変化する情報といった多種多様な情報群を迅速かつ正確に取りまとめ、情報を分析し作業を実施していかなければなりません。

これらの多様な情報は、現状では多くの場合バインダーなどに綴じられて、大きな書棚やロッカーなどに内容ごとに分類・分散して保存されています。このため、ある装置に着目して適切な情報を取り出すだけでも多くの時間を要したり、場合によっては情報を見つけ出すことさえ困難な場合も発生しています。

ピープルメディアのプラント管理支援システムでは、ファイルや情報を三次元図面上の「装置や部位」に関連付けて保存できます。この方式を採ることで、三次元図面上で注目する装置・部位をマウスで選択することにより、その装置・部位に関連する多種多様な情報を、熟練者でなくても簡便かつ直感的に取り出すことができるようになります。

ファイルとしては、各種CADの図面ファイル、WORD, EXCELなどの文書ファイル、写真などの画像ファイルなど、PCで扱えるファイルであれば、どのような形式でも管理することができます。

大規模プラントを高速三次元表示

複雑に設備が入り組んだプラントを三次元表示することにより、任意の視点から分かりやすくプラントを参照できます。また、設備や配管が大規模かつ高密度に集積されたプラントでも、視点の移動等を高速に行えるようになっており、管理業務を快適に行うことができます。

センサ情報のリアルタイム監視

プラント管理システムでは、プラント監視のための外部システムと連携し、プラントに設置されたセンサー群のリアルタイムモニタリングを行うことができます。モニタリング値は、該当装置等に設定された閾値と比較され、問題が検知された際には、即座にプラントの三次元表示上で該当装置の強調表示により反映されます。

この機能により、プラントに問題が発生した場合には、対象の装置やその状態を一目で確認することが出来ます。さらには、該当の装置をクリックすることにより、その装置の保全履歴や保全手順書をはじめとするあらゆる関連データを即座に取り出し、保全業務に役立てることができます。

 

多様な観点からの特徴の可視化

プラント管理支援システムでは、ファイルの種類を指定したり、ファイルの検索を行って、該当するファイルが関連付けられている装置や部位を表示色などで分類表示させることができます。例えば、点検作業報告書を指定して、最近点検されていない装置や部位を抽出することができます。

また、装置や部位に関連付けて保存されたデータにより、装置や部位の強調表示や分類表示を行ったり、指示に従って積算等の処理を行うことができます。

さらに、レイヤー機能を利用して、同一機器や系統別の配管などに注目してプラントを簡略化表示したり、検索機能を利用して、ある特性を持つ機器、ある状態にある機器などに重点を置いて表示することもできます。

データベース連携

プラント管理支援システムでは、装置や部位に対して、単にファイルを関連付けることができるだけでなく、データベースと連携して、センサーからのモニタリングデータを含め、多様なデータを保存することができます。

携帯電話との連携

プラントに異常が発生した場合に、その情報を迅速に担当者に伝えるために、 異常に関する情報を、電子メイルで自動的に保全員の携帯電話に送信することができます。また、保全員は、異常に関する情報を携帯電話を通じて参照することができます。

新人教育や訓練への活用

プラント管理支援システムでは、実物のプラントを見学する感覚で、プラントに関する理解を深めることができます。

プラントの三次元構造を任意の視点から確認することにより、二次元の図面からは読み取ることが難しい設備の立体構造や、入り組んだ状況を理解することができます。また、単純に形状だけを見るのではなく、それぞれの設備には、設計図や点検・保全手順書など情報が関連付けられています。したがって、知りたい時に設備をクリックすれば、必要な情報を簡単に見ることができます。情報としては、点検履歴や保全記録なども取得することが出来るため、実際に起こった偶発的な事故やミスなど、生きた情報を得ることができます。

プラントの三次元モデルの構築

最近は、三次元CADを利用したプラント設計が行われるようになってきており、その三次元設計図をプラント管理支援システムの三次元モデルとして活用することが出来ます。

しかしながら、既に稼動しているほとんどのプラントは、三次元設計が行われていないため、プラント管理支援システムに利用できる三次元モデルがないという問題があります。このような問題に対しては、近年急速に発展した写真計測・レーザー計測により、稼動中のプラントそのものから三次元モデルを作成し、利用することができます。

この方法は、技術の発展に伴い、膨大であったコストも妥当なものとなってきています。さらにこの方法は、現実のプラントを計測してモデル化しているため、設計図と異なる施工が行われた部位も含め、本当のプラントを表現できるという利点があります。

ピープルメディアの先進技術

ピープルメディアは、情報処理に関する高い技術を備えた研究開発型の大学発ベンチャーで、三次元GIS(地理情報システム)のリーディングカンパニーとして知られています。

三次元GISには、(1)膨大な建物等からなる街並みを高速に表示する三次元グラフィックス技術、(2)建物等の膨大な属性データを管理し高速に処理するデータベース技術、(3)多様・多量のデータをネットワーク上で共有・管理する技術、などの先進技術が集約されています。

プラント管理支援システムには、三次元GISの開発で培われた、これらの最先端技術が活用されています。

 

最終更新日: 2006年02月12日

ホームページに対するお問い合わせは webmaster@peoplemedia.jp にお願いいたします.

 Copyright (C) 2002 - 2006, PeopleMedia, Inc.